春になると、新卒採用試験がスタートします。
人事の仕事をしているゴロロはめちゃくちゃ忙しい時期に突入。
毎年、頭をひねりながら、採用試験の内容を考えます。
大体、必ず取り入れるのは下記の4つ。
書類選考
筆記試験
個人面接
グループディスカッション
毎年、筆記試験とグループディスカッションの内容やテーマはちょっとずつ変更。
それは、日々変わりゆく社会情勢により、問題やテーマを固定できないからです。
ところが、新型コロナウィルスが流行り出したため、昨年の試験はグループディスカッションはなしになってしまいました。
でも、今年はもしかしたら感染管理を徹底すればできるかな
予防接種も始まるし
そんな気持ちでいます。
ところで、このグループディスカッション。
初対面の人がひとつのテーマについて話し合うため、必ずアイスブレイクという時間を取ります。
アイスブレイクとは、緊張をほぐすための手法で、簡単に言えば「ラフな自己紹介」です。
このアイスブレイクの時間に、
自分を動物に例えたら何か
という自己紹介を、その動物を選んだ理由と一緒に述べてもらった年がありました。

前もって言っておくと、こういう時、こちら側(人事)は、その動物が何であるかはほぼ気にしておらず
その人のしゃべり方や言葉遣い、周りを見ながら話しできているか
なんてことを見ています。
だから、このお題「自分を動物に例えると何か」というテーマも、別にどんな動物でもOKだったわけです。
ところが、採用試験受検者の多くが、偏った動物名を回答しました。
羊(みんなと一緒が好きだから)
うさぎ(どちらかと言えば大人しい)
変わったところでは。
ナマケモノ(のんびりしている)
なんて回答も。
でも、やはり一番多かったのは。
犬(人が好き)
でした。
選んだ動物と理由を見ると、圧倒的に哺乳類。
しかも何となく好感が持てるように見えて、「無難な」理由。
そして悲しいかな、「猫」と回答している人がゼロだったような記憶が。
猫のイメージ。
マイペース
自我が強い
変わり身が早い
ほとんど寝てばかり
引っかく、噛む・・・
うむむ。
こうして書いてみると、「猫」をあげなかった人が多いのも納得のような。
採用試験ですから。
自分にとってマイナスになる要素は少しでも取り除きたい。
そんな気持ちだったのかなと思います。

でも、瞬時にそれを判断するって、逆にすごい。
今、これだけ猫を飼っている人が多いのに、採用試験で数十人この質問をしたところ
猫と回答しなかった
って、きっとみんな一般的なイメージではない何かを感じて猫を飼っていることなのか?
と思います。
それが何かは人それぞれですけどね。
ところで、その採用試験で、猫ではないものの、唯一ネコ科の動物をあげたMさん(女性)がいました。
答えはなんと「チーター」。
理由は「獲物を見つけたら一直線だから」だそうです。
その時は面接なのにMさんたら大胆な、と思いましたが
数年経った今、彼女は会社の最前線で活躍中。
入社前からやりたいと言っていた部署に異動し、社内で会うといつも挨拶してくれます。
さすが、チーター。
さて、今年の試験はどうしようかなぁ。

では、また!
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