初めて猫を迎える時、準備

猫が欲しい!猫を飼いたい!と思った時、何を揃えて、どう迎え入れればよいのでしょうか。
このページでは、今まで猫を飼ったことがない人が猫を迎える時、何をどのくらい買えばよいのかなど、管理人ゴロロの実体験を踏まえ、より具体的な準備について紹介しています。
揃えておくもの
猫用トイレ
1,000円~7,000円くらい。
猫砂を入れておくだけのいわゆる「箱型」のものから、猫が安心する「ドーム型」のものまでバリエーションがあります。
たいていのものには、猫砂用のスコップがついているので、購入する時に確認してくださいね。
★ 「箱型」タイプ
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高くても2,000円程度と、比較的安価。
使用したことが一目でわかるので掃除がしやすい。
デメリットは、猫砂が飛び散ることがあることと、臭いが漏れやすいところ。

★ 「ドーム」タイプ
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猫がすっぽり入れるので、体が隠れて安心できる。臭いが漏れづらい。
インテリアに溶け込むようなデザインが多い。
デメリットは、価格が高めなところと掃除の頻度が下がりやすいところ。
★ 「システム」タイプ
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上記のようなものに、ペットシーツなどを組み合わせ使う。
シーツやカバーが汚れを受け止めてくれるので掃除が楽。
デメリットは、価格にバラつきがあるところとペットシーツなどの消耗品代がかかるところ。
猫砂
300円~700円くらい。ホームセンターだけではなく、今はスーパーや薬局でも取り扱いしています。
でも、とても重いので、管理人ゴロロのおススメはネットショップです。
選ぶポイントは、まず何と言っても気になるのは、価格と廃棄方法です。
★ 木材系や紙系
トイレにそのまま流せるものも多いが、価格は高め。
おしっこの部分ががっちり固まるという感じではなく、取りこぼしも多い。
比較的粒が大きいため、飛び散った場合のお掃除は楽なものが多い。
参考までに管理人ゴロロが使用している猫砂はこちらです。
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★ 食品系
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おからやコーンスターチなどが原材料となっており、猫が万が一口にしても安心。
トイレに流せるもの、土に還るものなどの廃棄方法がある。
★ 鉱物系
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猫が暮らしていた自然の形に近い鉱物系。
猫の習性に近い成分を使用しているため、トイレのしつけがしやすい。
尿の部分ががっちり固まるため臭いも軽減できる。
ゴミとして廃棄することになり、どのゴミで出すかは自治体によって違う場合がある。
粒が小さいため飛び散ると掃除が大変。
餌・水入れ
100円均などでも購入できます。
ステンレス、プラスチック、陶器など様々で、猫の好みも様々。
選ぶポイントは、猫のひげが引っかからないもの。軽すぎないもの。(遊び食べするとこぼしてしまうこともあるため)深すぎないもの。(深すぎると最後の方が食べづらい)
猫が若くて元気なうちは、高さがそれほどなくても大丈夫。
高齢の猫を迎える時は、少し高さがあり、背を屈めなくても食べられる、負担の少ないものがよいです。
平たい皿の方が少しずつ食べるので吐く回数も少なくなることも。
なお、ウェットタイプの餌の場合は、ザラザラした材質の方が最後まで食べやすいです。
爪とぎ
300円~2,000円程度まで様々。
猫砂同様、ホームセンターや、最近はスーパーでも取り扱っているところがあります。
爪とぎを上手に置くと、壁や家具で爪をとぐことを防ぐことができます。
最初のうちは安いものをバリエーションを変えて個数を多めに設置し、猫の好みを把握したら、同じものを家の各所に設置することをおススメします。
中には、爪とぎとベッドを兼ねているようなものもあります。猫にとっては居心地よい空間です!
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3,000円~10,000円超。
ホームセンターやペットショップなどで購入できます。
布製でバッグのように持ち運べたり、リュックタイプのものからプラスチック製のものまで各種販売されています。
管理人ゴロロは、子猫時代は布製のものを、大きくなってからは2匹同時に運べるプラスチックタイプのものを使用しています。
ケージ
例えば、日中は留守がちで家の中をフリーにすると不安な場合や、夜寝る時はケージで、と考える飼い主さんにはケージをおススメします。
家具や服をいたずらされることもなくなり、猫にとっての危険から猫を守ってあげることもできます。
12,000円程度から購入できます。
高さがあるため猫は上下の移動もでき快適ですが、設置スペースの確保は必要です。参考までに猫にとって十分な大きさのあるケージをリンクでご紹介させていただきますね。
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おもちゃ
100円均なども色々と購入できます。
必須ではないですが、遊ぶことも猫にとっての健康を保つうえで大切なことですし、猫と遊ぶことこそが、飼い主の楽しみでもありますよね。
ちなみに、管理人ゴロロの愛用品はこんな感じです。
猫じゃらし
色々ありすぎて迷いますが、猫がもし口にしても危険のない素材でできているものや、遊んでいて腕が疲れないもの、そして絶対条件として頑丈なものをおすすめします。

リングタイプのおもちゃ
猫が足でちょいちょいと回すボールが挟まれている、リングタイプのおもちゃです。
ゴロロの愛用は、立てても横でも遊べるタイプ。
一人遊びできる猫にはもってこいです。

キャットタワー
おもちゃ、と言うと「うーん」という感じですが、猫は遊ぶことが運動になるので、カテゴリ的にはおもちゃに入るのかなぁと思います。
キャットタワーは猫の寝場所という捉え方をしている方もいるかもしれませんが、猫は高い場所が好きなので、そこへの昇り降りが運動不足解消にもつながります。

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猫を迎える準備
家族みんなが賛成しているか
猫は、好きな人も多いですが苦手な人も多い動物だと思います。
家族の一人が「飼いたい」と思っても、もしかしたら苦手な家族もいるかもしれません。
中途半端な状態で猫を迎えてしまうと、猫にとっても飼い主にとっても、「一緒に暮らす」ことがストレスになってしまいます。
家族みんなで猫との生活を楽しむことができれば嬉しいですよね。
猫の飼育に適した環境か
広い家かどうか、ということではありません。
例えば賃貸のアパートでペット飼育不可の場合や、出張が多く3日に1回しか家に戻らない場合などは、そもそもペットを飼うことが難しいでしょう。
どんなに可愛い猫でも壁紙を引っ掻いたり、カーテンにぶら下がったり、ということが日常的に起こります。
猫の脱走も防がなくてはなりませんし、小さなものは猫が食べてしまう可能性があるため出しっぱなしにすることもできません。
猫の寿命は延びており、20年生きる猫も多いです。猫が安心できる住環境を整えられるかどうか、客観的に判断してから、猫を迎えてあげた方が飼い主も気持ちが楽です。
ペットショップか保護猫か
どちらが正解!という答えがない話題ですが。
あえて挙げるとすれば、「この種類の猫が欲しい」という場合はペットショップやブリーダーさん、特にこだわりがなければ保護猫の譲渡会などに出向いてみることをおススメします。
日本にいる猫の実に約9割が、いわゆる雑種(MIX)と言われています。
当然、身体も丈夫な子が多く、逆にペットショップで売られている純血種の猫は(犬もそうですが)雑種に比較すると病気にかかる確率も高いと言われます。
ペットショップによって価格も売り方も様々。
抱っこしてしまえば欲しくなってしまうことは当たり前なので、上に挙げたようなことをよく考えて、後悔しないように猫を迎えてもらえたら嬉しいです。
