我が家の2匹の猫。
管理人ゴロロが家に帰ると、大抵、足元にまとわりついてきます。
寝ている時もあるので、もちろん例外の日もあります。
でも、たいていの場合は、2匹は寝ていたとしても起きて、ゴロロが寝室で着替えようとすると一緒にくっついてきます。
外出着から部屋着に着替え、リビングに戻るタイミングも一緒。

着替えている時も足元でニャゴニャゴ言いながらウロウロ。
寝室を出てリビングに一緒に戻り、夕食を食べ始めるとまた昼寝に戻るというのが一連のパターン。
ところがつい数日前の夜。
夕食を食べ終えてお風呂に入り、寝室に服を取りに行こうとしたゴロロ。
寝室のドアを開いた瞬間、ヒューっと走り出たクー。
あれ。
・・・なんで?
・・・・・・。
リビングにいたはずのクーが寝室から出てくるって、どうして???
思考回路が一瞬ストップ。
おかしいなぁ。
そこで、分かってしまった。
もしかして、閉じ込めちゃってた!!!!!
一緒にリビングに戻っていたと思っていたクー。
おそらく、2匹とも一緒に部屋を出たと思い込んだゴロロは、そのまま部屋のドアを閉めてしまったわけ。
そして、夕食を食べる間、お風呂に入っている間の約2時間半くらい、おそらくクーは部屋の中でひとりきり。
「いつ開けてくれるのかなぁ」
と思いながらドアが開くのを待っていたのだと思われます。
じゃ、「開けて~」と呼べば良かったのにとも思いますが
リビングではテレビが大音量で掛かっていたので、相当大声で呼んでも、声が届かなかったのかも。
ところで。
部屋からピューっと走り出たクーはそのまま階段をダッシュで駆け下り、部屋をグルグルと走り回った挙句、ゴロロの顔をジっと見て固まりました。
しかも、めちゃくちゃイカ耳。

イカ耳とは、猫の耳がヒュッと横を向いた形のことです。
「クーたん、ごめんね」と謝るも、クーはイカ耳のまま、ヒュっと逃げてしまいます。
で、また部屋をグルグルと走り回り、固まる。
これの繰り返し。
しかも、顔はずっと怒ったままです。
ひとりで閉じ込められていたのが相当頭に来たらしく、その晩はゴロロが寝るまでずっと怒っていました。
クーちゃん、意外に執念深い。
でも、次の朝には元に戻っていました。
職場で20歳の猫を看取った先輩がいます。
最後の数年間は獣医さんに掛かりきりで、入退院を繰り返していたそうで
退院の日に迎えに行くと、猫が「怒っている」と言っていました。
それは、置き去りにされて迎えに来ないからだそうで、家に帰ってもしばらくは怒っていたとのこと。
当時、それを聞いたゴロロは「そういう理由(‘ごはんを横取りされた‘ような理由以外で)で猫って怒るのかな」と思っていましたが
今なら分かります。
猫は、怒る。
そして、それは飼い主にすぐ伝わる。
クーは、抱っこは嫌いですが、寂しがり屋で人のそばが好きなんですよね。
かわいそうなことをしたと思うけどさ。
でも、そんなに怒らないで~。
許してもらおうと、いそいそとおやつをあげたゴロロでした。

では、またニャン。